塩と泥と眼鏡

浅く広いぬるいヲタクの備忘ログ

幼少期キンキを聞かされて育ったJUMP担が初めて堂本光一くんのソロコンに行った話

 7月12日、夕方5時。札幌市豊平区にある北海きたえーるに私はいた。

 もともと行く予定はなかったのだ。サークルに顔出して、ファイターズの試合もあったからやっぱり地下鉄混んでるな~と思いながら帰るだけの一日になるはずだった。でも、運命のいたずらで堂本光一くんのソロコンのチケットをその手中に収めていた。席は奥の奥で、しかも譲ってもらったのは昨日の今日、いい席じゃないから4000円でいいよ、と行けなくなってしまった優しいお姉さんが譲ってくれたのだ。初日で、しかも光一くんのソロデビュー9周年の日の公演チケットを手にした夜、私はおよそ一年ぶり*1のきたえーるに思いを馳せた。

 KinKi Kidsは好きだけど、光一くんのソロのお仕事は殆ど見たことがなかった。正直に言うとKinKiの曲だってちゃんとわかるのは幼少期に聞かされて育ったKinKi Single Selection*2の収録曲ぐらいだし、最近の曲はなんとなくしか知らない。アルバムもまだ聞くことができていない。でも、何も予習なしに行った今回のコンサートはすごく面白かった。

 元担の尊先のコンサートに初めて入ったが、この人に憧れてジャニーズに入りたい、と思うのが痛いほどわかった。怖いぐらい魅せる魅せる。もし自分がかわいい男の子だったらジャニーズ事務所に履歴書送りたくなるわーと思った。おばさんの戯言です。

 とりあえず今回のツアー初日、札幌公演の感想を追記にぽろぽろと書いていく。レポやセットリストなんかはもう出回っているし、ネタバレはなるべく避けるつもりだが、MCについてはガンガン書いていくので、見たくない方は気を付けてください。あとコンサート終わり興奮冷めやらぬままに書き殴ってますので、あまり文章にまとまりがないです。

 

 

 はじまってまず驚いたのがレーザーの演出の多さ。びゅんびゅん飛び交うレーザーライトの光に興奮してペンライト前の席に落としそうになった。ストラップつけといてよかった。センステにもレーザーの雨。本当に素敵。それから女性ダンサー侍らせる光一様はいままでWSでしか見たことなかったけど、生で見ても大興奮。興奮しまくりで声も出ない。MCの終わりごろまでずっと声出せなかった。

 ノートの感想を見ると一行目に「光一様って実在するんだ……」と書いてあったんだけれども、本当に実在するんだな、って感動した。元担の尊先を私は生で拝んだのだと思うとこの胸が張り裂けそうだった。むしろ張り裂けてからMCの面白さで復活した感じある。光一様のMC最強説ある。

「みんなサボんない!」(掛け声の弱い客席に対して)

「マジきちー……死ぬ。俺も座りたい」(MC始まった途端)

「見えてませんよー! アリーナもスタンドも見えてませんからねー!」(お約束)

「僕はザ・ジャニーズです」(今回ステージ上にジャニーズ事務所所属が一人だけという話で)

「そういうのいらない」(フッフー!というお客さんに対して)

「おばさーーーーん!」(おじさーーーーん!という叫び声に対して)

「OPからやってきて死ぬかと思った」(二度目)

「アルバムからやらない曲言うから」(いきなりのやらない曲宣言)

「俺の気分なんだ。ほっといてくれ」(なんでやんないのーと聞かれて)

「やるのは自由ですよ。ご勝手に」(こうちゃんパパパンが嫌いだと宣言してから)

「うるせーなこのやろう」(嫌い宣言を聞いたファンたちによるこうちゃんパパパンがはじまり)

「いっくらそんな黄色い声援出したってHey! Say! JUMPのファンには勝てませんから」(キャーキャー叫ぶお客さんに対して)

「時計を買えなかった方はもう一枚アルバムを買ってくださると俺が喜びます」(懐中時計が売り切れたと聞いて)

「ヘイヘーイ! 転がしてるぜー! もっところがしてやるぜーい!」(MC続行か歌に入るか微妙で客席がまばらに立ち上がったところで)

「上から目線なのすっげえ気持ちいい」(上から目線のファンの歓声に)

 いままでにネットの大海で、しかも文字列でしか見たことのなかった光一節全開のMCを生で聴くことが、ついにできました。我々の業界ではご褒美です。本当にありがとございました。それから踊ってるとき超カッコいいのにMC中の動きがいちいちコミカルで、見た目王子様だけど中身変なおっちゃんだ…やべえこういうの好きずるいと思った。

 MC明けて次の曲の登場時、さっきまで喋り散らかしていたおっちゃんの影は消え去り、王子様に戻ってるカッコいい……とギャップにやられて死にそうになった。しばらく口押さえてたし、開いた口がふさがらない。口からは呪詛のようにカッコイイ…カッコイイ…と声が漏れ出てた。カッコイイ……。

 コーラスにJUMP担にも馴染みの深い亜美先生がいらっしゃったのですが、すっごくかわいらしい方なんですね。あんなにかわいらしい方がスクガとかぱぴぶーの歌詞を書いていらっしゃるとおもうともうドキがムネムネで……。それは置いといて。

 アンコール一曲目終わって「死ぬ!」(予定調和)な光一様が最高でした。

 光一くんがこんなにコンサートでしゃべることにおどろいた。話が面白いのはバラエティとかで重々知っていたけれどもMC30分強はびっくりしたし、頭おかしい(褒め言葉)と思った。それから横浜アリーナに行けないからと自腹切ってまで北海道にやってきたThey武道山本亮太くんはPAブースの後ろで観覧してましたけど、光一くんのアンコール挨拶の時、最初手はお膝でほんとに先輩への敬意を感じたし、なによりかわいかった。(でも途中で疲れたのか肘をパイプ椅子の隙間に置いていたりもしてた。そこもかわいかった。)

  今回のコンサートで気づいたのは光一くんのあ段の力を込めた歌い方がすごく好きだってことだった。こんな素晴らしいコンサート見ちゃったら他の光一くんのソロ仕事も見たくなった。とりあえず手始めに過去のソロコンのDVDに手を出してみようと思う。でもその前に「言いたかったことはアルバム買ってくださいということです」と言われてしまったので、Spiral買おうと思います。

 本当に予習復習無しでコンサートに行ったのが初めてで、でもここまで存分に楽しむことができて本当によかった。いつかまた光一くんが北海道に来るときは今度こそ自分の力でチケットをもぎ取り、行ってこようと思う。改めてジャニーズ事務所の底力を感じた2時間半だった。

 

 あ、別に光一くんは自担よりは生え際きわどくないと思います。以上です。

 

(ここから7月13日追記) なんでもこの日にJUMPの裕翔くんと光くんが観覧していたみたいで。同じ日に24hTVの収録で江別の高校にいたらしく……終わってから来たのかな。車で30分ぐらいかかるし、空港とは逆方向ですけども。もうすぐツアーを控えている二人にはいい刺激になったのかな、と思う。ただ光一くんみたいに「俺の気分なんだほっといてくれ」とアルバム曲を網羅しないのはやめてほしいな......せっかくアルバムひっさげてるからね。いまのところ次の現場に入る予定が9月のJUMPコンきたえーる公演ですが、MCでぽろっと光一くんのツアーここに見に来たんだよーってどちらかにいってほしいですね。まさかコンサート前に担当Gと同じ空間にいれるなんて夢にも思ってなかったよ。北海道で観覧なんてなかなかないからね。(気づけなかったけど)貴重な体験でした。

 

*1:KAT-TUNの二日目以来

*2:発売当初、私はまだ幼稚園の年中さんだった