塩と泥と眼鏡

浅く広いぬるいヲタクの備忘ログ

季節を歌うNEWSは美しい #にゅすほめ

 この記事はしきさん(@shikishaa)主催のAdvent Calendar 2015 #にゅすほめ への寄稿記事です。

www.adventar.org

 

 NEWSの楽曲についてぼんやりと考えてみると夏の楽曲が多いイメージがある。彼ら自体季節で例えるなら夏だと私は思っている。NEWSの楽曲はどれもきれいに纏まった曲が多い。その中でも個人的に季節の曲が美しいと思う。どの季節がどの曲か独断と偏見で(自分のiPodの中に入ってる音源の中で)選んだ。歌詞に春夏秋冬それに相当する単語がある曲以外にも、なんとなくこの季節な気がするという曲も入っている。

 

 『SNOW EXPRESS』『真冬のナガレボシ』『永遠色の恋』

 季節は冬。まずは冬の話からしてきましょう。NEWSの冬は幸せと永遠を願う季節である。多用される鈴やウインドチャイムの音が雪の降る季節を連想させる。『真冬のナガレボシ』『永遠色の恋』はゆったりとしたメロディラインで、特に『永遠色の恋』はクリスマスを意識させるサウンド作りをしていたてこの時期にぴったりの曲だと思う。この2曲とは対照的に疾走感のあるサウンドで冬を描いている『SNOW EXPRESS』は個人的にNEWSで一番好きな楽曲だ。今の彼らより6人時代のほうが冬を描くのはうまいと思う。

 

『さくらガール』『バタフライ』『勿忘草』『Love Melodies』

 爽やかな仕上がりの『Love Melodies』と、しっとりと歌い上げる『勿忘草』『さくらガール』『バタフライ』が個人的には春の印象が深い。どちらかと言えばNEWSの春は落ち着いた季節である。ピアノやストリングス系の音で優しくまとめ上げた世界観がNEWSの春の優しさを示している。

 

梅雨〜初夏 『Weather NEWS』

 最初この曲を夏に分類していたがこれは梅雨明けから夏に向かう季節の曲である気がしてきた。爽快なギターサウンドとコーラスで来る夏への期待感をテンポよく表現している気がする。 とにかく明るくなれる初夏の歌。そんな印象がこの歌にある。

 

 『君がいた夏』『SUMMER TIME』『恋祭り』『渚のお姉サマー』『NYARO』『Greedier』『ささぶね』など

 さて、この記事の本編だ。最初にNEWSは夏の楽曲が多いイメージと書いたが、そのイメージを作っている曲はほとんど今、4人のNEWSの曲なのだ。確かに『SUMMER TIME』のように6人時代から歌っている夏の曲もある。でも明るくて元気なあたまのゆるそうな(褒めてる)恋の歌は今の彼らのほうが得意だろう。その筆頭『NYARO』『渚のお姉サマー』は使っている楽器は違えど楽しさを助長させていくようなリズムの刻み方をしている。あとあたまがゆるそうな恋に聞こえるのはほとんど歌詞のせいだど思う。もちろん聞かせる恋の曲もある。『ささぶね』『Greedir』『君がいた夏』がその例だ。しっとりとしたサウンドに乗せて夏を歌い上げている。夏でここまで幅広く聴かせる彼ら、最高である。

 

 『秋の空』

 秋の曲はどこのグループも少ない。なんとなく切ない季節ではあるが、春のように「出会い」や「別れ」といった描きやすい物も少ない。(秋生まれがこう言ってはいけないのはわかっているが)分かりにくい季節である。でも、そのなんとなく切ない感じをピアノのサウンドにのせてしんみりと歌い上げている『秋の空』はそのタイトルの通り、空の情景と心情を重ね合わせた切なくて美しい曲である。秋が美しい季節だと彼らが教えてくれた。そんな感じ。

 

 四季の移ろいの美しさを体現してくれるアイドルには信頼を置いている私だが、今回この記事を書いて、NEWSの楽曲表現のすばらしさを再確認した。季節を歌うNEWSは美しいのだ。この中に書いてある曲でパフォーマンスを見たことのない曲もあるが多分その曲を歌うNEWSも美しいだろう。

 NEWSと四季、大きく言うとアイドルと四季を感じて、幸せな気持ちになると共に彼らと同じ季節を感じられることに感謝を記してこの記事を締める。