レポートの合間に小説って書きたくなるよね? あ、ならない… ―#自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
私は文章を書くこと自体は大好きだが、論文を書くことは苦手で、物語を書くことは好きだ。昨日、進まない図書館学のレポートとPCに向かい合い続けたことで積み重なっていった肩こりにうめき声をあげ、息抜きにTwitterを覗いたらこのツイートが目に入った。
#自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは ジャニヲタ内で流行って欲しいタグ。読みたい。
— あやや (@hraom) July 27, 2015
このタグ、このビッグウエーブ、乗るしかない……高校時代超弱小文芸部部長(部室は教材室)だった血が騒ぐぜ、ヒャッハー!といいながらレポート放棄で #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは を書いていった。
伊野尾くん
あのときの俺が欲していたのは緩やかな坂道を下るような退屈な日々だったように思う。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
「白米が好きな奴がみんながみんな餅が好きだと思うなよ」 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは いのおさん
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
裕翔くん
早朝5時を指差したまま止まった時計を直してもらうために街へ出なければならない。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
濵田くん
ラジオから競馬実況が小さな音で流れているのに気付いたのは朝ごはんを忘れて、遅くに目覚めた時だった。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
ここまでが自担三人の書き出しである。
八乙女くん
夜明け前が一番寒い、と嘘つきのあいつが意味のない、でも正しいことを言っていたのを思い出してすこしだけ口角が上がった。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
有岡くん
「逆立ちしたら見えるものがあるんだ」
「例えば何」
「ごめん。今思いついたことを言っただけ」 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
薮くん
肩を回した時のぼきぼき、と言う微かな音と扇風機の音しかしない部屋で聞きたくない堅苦しい言葉を白い画面に吐き出していた。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
重岡くん
「お前は自分が食べてきた牛の舌の枚数を覚えているか」
「え、なに牛タン? うーん、好きだけどあんま食べない。でも覚えてないよ」 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
この三つは誰というのは考えていないが抽象的にアイドルを書きたかった。
僕がとどまるにはこの場所はすこし狭すぎた、と嘘をついて走って逃げたのは遠い昔のことに思えた。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
どうして僕は平々凡々な日常を歩んでいるのだろう。刺激がほしい、刺激がほしいと咽び泣いていたのに……今じゃあ刺激が怖いのだ。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
自分を自分たらしめるものは何かと自問自答の日々の果てにアイデンティティーの乖離が起きてしまうのではないかと途端に不安が沸き起こったのだった。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— かんら (@halohalo853) 2015, 7月 27
最近、小説を書いてなかったので、この書き出しタグをやって要リハビリだってことが分かったので、どこかで発表するかは決めていないが、この書き出しから二編ぐらい短篇を書いてみても面白いかもな、と思いました。
真夜中に外へ飛び出したくなって、車に乗り込むと、いつの間にか街の景色は変わっていた。――例えば、街灯の光が見えなくなっていたこと、とか。